もしかしてですけど・・・
新潟人はみんなスキーやスノボをやる
なんて思ってません?
だったらそれは完全に偏見です。
私、生まれも育ちも新潟っ子ですが冬は苦手。
寒いのも雪もダメなんです

雪国人失格かもしれません・・・
私の家から一番近いスキー場までは車で37分と
スキー・スノボファンには嬉しい立地。
ですが毎年必ずスキーにいく兄を見ては

わざわざ寒い中に雪山に行くなんて意味わからん!
と少々冷ややかに眺めていました。

冬は引きこもるものですよ(←偏見)
雪と触れ合ってこなかった私にとって
雪山は未知の存在。
雪山に行ったら雪崩に遭う!
冬の山は遭難する!
妄想の中で恐怖を抱いていました。笑
そんな私が人生で初めて
スキーをするわけでもないのに
冬の雪山へ行ったんです。

冬嫌いの私が恐怖の雪山へいくだなんて。
私を未知の雪山へいざなったのは
阿賀町で行われた
ウサギ狩り体験でした。

ウサギを狩るとな?

え?ってなりません?
初めて「ウサギ狩り」の案内を見たときの衝撃
といったらものすごいもので。
だって冬の雪山に行くこと自体理解不能なうえ
野生のウサギを狩るなんて想像するだけで
頭の中が大混乱。

未知すぎますよね
ウサギ狩りイベントなんて今まで一度も
聞いたこともありませんでした。
ですが

未知すぎて逆に気になって仕方がない!
未知の恐怖より好奇心の方が上回っちゃいまして。
清水の舞台から飛び降りる気持ちで
思い切って飛び込んでみたんです。
そしたら私の人生に衝撃を与えるほどの
大感動体験になりました

これまでの人生で感動した場面は?
ともし聞かれたとします。
あなただったらどんな体験を思い出しますか?
私にとってこのウサギ狩り体験は
人生でも指折りの”大”感動。
トップ3に食い込むほどの感動体験でした。
今日は私の心をぐぐっとわし掴みにした
阿賀町ウサギ狩り体験
の様子をお話したいと思います。
これよりあなたの知らない世界へとご案内いたします。
※今回の記事は2023年3月に開催された
あがまちファンクラブ
ウサギ狩りイベントレポになります。
阿賀町雪山ウサギ狩りイベントはどこでできるの?

ウサギ狩りイベントの詳細はこちらです。
ウサギ狩り体験(2023年)
日時:2023年3月5日(日) 8:30集合 12:00解散予定
集合場所:清川高原保養センター(Map 阿賀町津川3501番地1)TEL.0254-92-5530
定員:20名(要予約)
参加費:1,000円(中学生以下無料)
私がドはまりして
ファンクラブにまで入ってしまったのが
ウサギ狩りの会場である阿賀町で
全国5位の大きさを誇る新潟県で
県内3位の広さを誇る町。
しかも森林率が94%という
現代にいまだ残る大自然の宝庫
という場所。
とにかく大自然っぷりがたまらない町なんですよ。
そんな場所で人生初の
雪山&ウサギ狩りときた。

正直、興奮と心配がごちゃ混ぜでした
インドア女子にとって人生初の雪山。
どんな格好して行けばいいのかな?
体力的に大丈夫かな?
ウサギに間違われて打たれないかな?
普段インドア生活なので何もかもが未知です。
阿賀町雪山ウサギ狩りの事前準備(服装)は?

ウサギ狩りの案内にはこうあります。
持ち物:かんじき・スノーシュー、手袋、帽子、タオル、飲み物、行動食、着替えなど
特に服装について書かれていませんが
冬の雪山に行くんだから
”それなり”の格好がいりますよね。
ただ私はインドア人間なので
スノーウェアなんて持っていませんでした。

普段着ているダウンジャケットでいいか!
あまり深く考えず「とりあえず暖かい服装」を目指すことに。
下は防水性のズボンなんて持ってなかったので
ヒートテックのズボンとその下にレギンスの重ね着。

長靴も履くし転ばなければ大丈夫っしょ!
あとは帽子と手袋、貼るカイロ。
完全ど素人の私は
雪山行ったことない感まるだしの
ありものファッションで行くことに。
あ、でもスノーシューだけはさすがにレンタルしました。


人生初のスノーシューです
ちなみに他の参加者さんはスタイリッシュな服装でした(爆)

参考までに
当日知った雪山での服装ポイントはこちら。
・サングラスはした方が良い
・日焼け止めもしっかり塗ろう
・ただ厚着ではなく調整できるような服装が良い
・ジーンズ系はぬれると動きにくいのでおススメしない
いや~今更ですけど冬の雪山の装備って
知らないもんですね。
もしまた行くなら
防水性のズボンは用意したいと思います。
阿賀町雪山ウサギ狩りはどんな内容なの?

ウサギ狩りと言っても
素人がいきなり銃をぶっ放すわけにもいきませんよね。
はい、ですので今回は
銃の代わりにカメラでウサギを”仕留め”ます。
カメラで撮るだけだったら
素人でも気軽にできそうですし
「初心者向けか~」と思わせておきながら
内容は本格的でした。
「巻き刈り」という
ホンモノの猟でも行われるやり方を
プロ直伝で教えていただけるんです!
これってなかなかできない体験ですよね。
凄いぞ阿賀町!
ウサギ狩りの講師は狩猟のプロ阿賀町のまたぎ

今回ご指導くださったのが
またぎ歴40年 江花一実さんです。
ホンモノのまたぎ。
それだけでも十分カッコいいんですが
生で会う本物は本当に凄かったんです。
例えば
雪に残る小さな足跡を見て
「これはリスの足跡だね。
一昨日くらいに歩いたんだな。」
足跡からどんな動物か言い当ててしまいます。

それだけではなくて
「ここは急いで走っていたな」など
動物の心理状況までも見透かしてしまうんです。
自然界の名探偵みたいですよね。
他にもかっこい~と思った場面がこちら。
その場でひょいっと枝とツタを
ナタで切り取って何をするかと思ったら

山にあるものだけで
ワッカという狩りの道具もあっという間に作ってしまうんです。
ワッカとは・・・
投げた音で獲物をおびき出す道具だそうです。


ホンモノは知識も経験も技術もえげつない!
参加者全員が江花さんの一挙手一投足に感動しまくり。
さて、そんな江花さんのご指導の元
本格的な狩り手法である巻き刈りに初挑戦したのでした。
本格的なウサギ狩り方法:巻き刈りのやり方

巻き刈りとは
1.撃ち場(射手)と勢子(追い手)に分かれる
2.陣形を事前に定め、各自配置につく
3.勢子が声を出しながらウサギを追い込む
4.撃ち場が仕留める
という狩り手法です。
狩りというと
スナイパーみたいに一人で的を狙ってパンッ
というイメージだったんですが
チームで追い込む作戦が巻き刈りです。
漁業で言うと地引網の代わりに
猟師の声で追い込んでいく感じですね。
江花さんから戦略図を受け取り
作戦を教えてもらいます。

これが戦略図で
この場所の地形と人の配置場所などが書かれています。

戦略ゲームみたい!
巻き刈りは何よりもチームワークが大切。
各自持ち場が定められ
動くタイミングを指示されます。
このときに各自バラバラにやっては
ウサギが変な方向に逃げてしまいます。
なので
まるで獲物を袋の中に追い込むようにして
スピードや全体バランスを整えるのがコツだそうです。
そうはいっても狙うのは
時速80kmのスピードを誇るウサギ。
雪山では最速の動物なので
素人が仕留めるのはかなり難しい強敵だといいます。

初心者ばかりでウサギを見つけられるか不安
しかし相手は強敵と言っても
我々は今やチーム江花の”新人猟師”の一員ですから
意気込みだけは十分。

ウサギ狩り第1回戦

「絶対写真に納めましょうね」
新人猟師仲間たちと励ましあいながら
それぞれの持ち場につきます。
私はウサギを待ちカメラで仕留める役です。
ほーいほーい・・・
遠くでウサギを追う声が聞こえてきます。
ドキドキしながらスマホを構え
ひたすら待ちます。
けれどいつまでたっても
ウサギらしきものは現れませんでした。


うぅダメだったか~!
誰一人ウサギに出会うことすらままならず。
完全敗北。
やっぱりまたぎの道は険しかった・・・。

休憩中に
枝で作ったひしゃくで入れたコーヒーの味は
未だに忘れられません。
ウサギ狩り第2回戦

そして気を取り直し迎えた第2回戦。

次こそは行くぞ~!
私の担当は声を出して追う側です。
配置について時間まで待つ間も
景色に癒され本当に気持ちが良かったです。

では行きます!
「ほーい。ほーい。」
声を出して言われたルート通りに
雪山を登っていきますが
残念ながらウサギには会えずじまい。

今回も敗北か・・・
と思っていたら
なんとチームのお仲間が
ウサギを仕留めることに成功したというんです。

そんなの大興奮ですよ
見せてもらったスマホの中には
バッチリ白いウサギが納まっていました。

キャーーーーーーーー!!!!
チームワークで勝利を勝ち取った瞬間です!

えぇ、感無量でした
山の神様!ウサギに出会わせてくださって
ありがとうございました。
難しいと言われていたウサギを仕留められて
最高の思い出になりました。
ウサギ狩りと雪山に予想以上に大感動

この日は天気にも恵まれて
真っ青に澄み渡る空と
その下に広がる真っ白に輝く雪が美し過ぎました。
スノーシューがなければ埋まってしまって
進むことすらままならない雪に覆われた場所。
田んぼだった場所も
雪に覆われると面影は一切なくなり
白く輝く景色へと変貌します。
そこにはそのまんまの大自然がありました。
人が踏み入らないような場所ですから
雪の上にあるのは可愛い動物の足跡だけ。

冷たい雪に覆われ静まり返る山には
一見何も生き物はいないように見えますが
動物の足跡を通じて冬の雪山に息づく
”生命”を感じることができます。
キツネ、タヌキ、テン、リス・・・
確かに生き物たちはその場所に生きているんです。
普段感じられないような
大自然の息吹のようなものを
全身で感じ取ることができました。
写真ではこの感動は伝えきれませんが
とにかく見るものすべてに大感動。
自然界の美しさに魅了されるしかありませんでした。

思い切って雪山に来てみたら
景色を見るだけで
勝手に心が充電されているのを感じました。
美しい景色には自然のエネルギーがたっぷり満ちていて
その場に身を置けただけでも
充分価値があったと思います。
景色に癒され
雪を好きになり
狩りも楽しめる
阿賀町のウサギ狩り体験は
とにかく素晴らしいイベントでした。
めっちゃ楽しかったー!
今までこんなに冬が美しくて
楽しいものだったなんて知りませんでした。
人生損していたかも。

冬の阿賀町には
今まで知らなかった豊かな世界が広がっていました。
ぜひ雪山初心者にこそこの感動を知っていただきたいです。
私の人生観をガラリと変えてくれた
阿賀町ウサギ狩りイベント
次回は
2024年2月18日に開催される予定だそうです。
詳しい日程や案内は
あがまちづくり株式会社のFacebookページで
発表されますの要チェックですよ!
(大体イベント1か月前頃から募集開始になります)
あがまちファンクラブイベント申し込み方法
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